デハ 800形 801号機は、輸送力増強を目的として 1985年に伊予鉄道から購入された 16m級車で、翌 1986年2月から運用を開始しました。
元は、伊予鉄道郡中線の開業に合わせて 1956 年に製造されたクハ 400型 406(制御車)で、1961年に電装化・片運転台化改造されて、モハ 100型 106と形式変更されました。
1967年には再び両運転台に戻され、その後も伊予鉄道の郊外線で活躍を続けていましたが、1985年に同鉄道で廃車となり、銚子電鉄に移籍しました。
銚子電鉄入りの際、銚子駅側の前面は当初から非貫通窓でしたが、外川寄りも貫通路を閉鎖し非貫通とされました。
そのため、両側(前後)では異なった前面のデザインとなっています。
その他、台車は日立製作所製MCから日本車両製 D-16 に変更され、連結器も密着式下作用緩衝式から柴田式下作用緩衝式に交換されました。
機器関連は、間接制御方式のHLですが、主電動機はデハ 301と同じ MB-6-C を装備しています。
鉄道コレクションでは、デハ 701同様第 12段で製品化されました。
ワンマン化改造後の姿がモデル化されています。
↑ デハ801
↑ 銚子側前面の様子。
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ パンタグラフ付近の様子
↑ 台車の様子
↑ 外川側の前面の様子。