高松琴平電気鉄道の1020形は、1957年に登場した名古屋鉄道3700系を譲り受けたものです。
1968年から1974年にかけて、3回にわたって計16両8編成が譲渡され、1020形になりました。
一時は同鉄道の最多勢力として活躍しましたが、1988年から1991年にかけて名鉄時代の釣り掛け駆動方式のままであった10両が廃車、残る4両も2004年の1200形入線に伴い廃車となっています。
鉄コレで製品化された1031- 1032の編成は、1971年頃に琴電に入線、名鉄時代の転換クロスシートをそのまま装備し、1030系を名乗りました。
しかしながら、ラッシュ対策として、1975年にはロングシート化され、1020系に編入されています。
1985年には、主電動機を交換して、カルダン駆動化が行われました。
このため、1020系としては2004年の全廃まで残り、晩年はラッシュ時を中心んに運用されていました。
モデルでは、釣り掛け時代の姿を再現、塗装も、当初のクリームに赤帯の名鉄カラーとなっています。
なお、1032はこの仲間では唯一の高速運転台車を装着し、異色を放っていました。
↑ 1031
↑ 1032
↑ 1031前面の様子。
↑ 1031側面の様子 その1
↑ 1031側面の様子 その2
↑ 1031側面の様子 その3
↑ 1032側面の様子 その1
↑ 1032側面の様子 その2
↑ 1032前面の様子。
↑ 1032 屋根上の様子
↑ パンタグラフ付近の様子。
↑ 1031台車の様子