豊橋鉄道1730系(モ1731+ク2731)は、元は東急の3550系で、それぞれデハ3553・3554が豊橋鉄道入線時に改造・改番されたものです。
デハ3553・3554は共に終戦直後の井の頭線からの転属車で、前者が1959年に旧帝都電鉄1401を、後者は1964年に旧小田急のデハ1366を種者として、共に東横車両によって更新されました。
車体形状は、後のデハ3660型全金属車体車などと同様のノーシル・ノーヘッダー構造で、3553は取付式前照灯で連結面切妻・3554は埋込式前照灯で連結面平妻丸屋根という差異があります。
東急から豊橋鉄道に譲渡されたのは1975年で、ク2731は入線時に方向転換(豊橋向)の上電装解除され、前灯も2灯化、貫通式だった前面は非貫通化され、後に貫通扉部に電照方向が設置されました。
なお、モ1731は、末期において旧型国電からの流用であるDT12型台車を装備していました。
豊橋鉄道では、非冷房にまま1991年まで活躍しました。
鉄道コレクションでは、2両セットでオープンパッケージで発売されました。
↑ モ1731
↑ ク2731
↑ モ1731 前面の様子
↑ モ1731 側面の様子 その1
↑ モ1731 側面の様子 その2
↑ モ1731 側面の様子 その3
↑ ク1731 側面の様子 その1
↑ ク1731 側面の様子 その2
↑ ク1731 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ ク1731 運転台付近の様子