ＭＣ２２０１形は、元は阪神電鉄のモハ３３０１形で、同鉄道で廃車になった後、えちぜん鉄道の前身である京福電気鉄道福井支社に譲渡され、モハ２２０１形として４両全車が１９８６年に入線しました。
モハ３３０１形は冷房装置は搭載していたものの、他の車両と連結をして電源の供給を受けなければ冷蔵装置が使えなかったため、京福電鉄に入線する際、国鉄１０１系の廃車で発生した足回りなどを流用し床下スペースを見直し、ＭＧを搭載することで単行でも冷房装置を使えるようになりました。
１９８８年には全車ワンマン化改造が行われています。
この４両のうち、モハ２２０１については、２００１年６月２４日に発生した列車の正面衝突事故により大破し、えちぜん鉄道に引き継がれることなく廃車となりましたが、残りの３両はえちぜん鉄道に譲渡され、ＡＴＳ設置と塗色変更を受けて、ＭＣ２２０１形となりました。
ＭＣ２２０１形３両のうち２２０２と２２０３が老朽化により２００６年に廃車となり解体されました。
残った２２０４はその後９年間にわたって運用されていましたが、２０１４年１０月に引退となりました。
鉄道コレクションでは、第５弾で最後まで活躍した２２０４が製品化されています。
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