モハ4255は、かつて上田丸子電鉄(現:上田電鉄)の路線である、真田傍陽線(さなだそえひせん:1972年廃止)で使用されていた車両です。
元は1930年に製造された鶴見臨海鉄道モハ110形で、このうちモハ114・115(元:国鉄モハ1500形の1501・1504)が1958年に上田丸子に譲渡されました。
この2両は、同形のうち国鉄時代からすっと両運転台のまま使用されてきたもので、入線時に、600Vのカム軸式制御装置をHL式制御装置に交換し、形式称号・番号は上田丸子電鉄の付番要領からモハニ4250形続番となる、モハ4250形4255・4256となりました。
真田傍陽線では、単行、もしくは貨車を連結した混合列車として使用されていましたが、朝夕ラッシュ時には他車と連結して運用されていたようです。
1972年の同線廃止後、4256は弘南鉄道に譲渡されましたが、4255はそのまま残り、翌々年の1974年にそのまま廃車となりました。
鉄道コレクションでは、このうち第1弾でモハ4255が製品化され、その中古品を偶然に模型屋で見つけて、購入しました。
↑ モハ4255
↑ パンタグラフ側 前面の様子
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ パンタグラフ付近の様子
↑ 台車の様子
↑ 反対側 運転台付近の様子