高松琴平電気鉄道の3000形は、琴平電鉄が開業に合わせて、1926年に日本車輛で300・315・325・335・345の5両が製造されました。
15m級の半鋼製車で、外観は同時期に導入された1000形とほぼ同様ですが、窓枠が1000形にはRがついているのに対して、2000形では角張っているほか、3000形はウィンドウヘッダ及び段付きのウィンドウシルとなっていることなどが両者の相違点です。
製造時は両端の客用扉の戸袋窓は楕円形で、床下にはトラス棒を装備し、電装品などは1000形と共通でした。
1967年頃から更新工事が行われ、この際に戸袋窓・乗降扉が交換されています。
晩年は 300・315・325が長尾線所属、335・345が志度線所属となりそれぞれ活躍していました。
その後、600形・700形の増備により順次廃車されましたが、300は2003年に両端の戸袋窓を当時の丸窓に復元した上で現在も動態保存されています。
鉄道コレクションでは、第17弾で動態保存中の 300が製品化されました。
↑ 3000形300
↑ 前面の様子。
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子。
↑ 台車の様子。
↑ 反対側運転席付近の様子。