モ1形は、富士急行の前身である富士山麓電気鉄道が1929年に開業(現在の大月線)した際に日本車輛製造で新造された車両で、モ1ー5の5両が登場しました。
全長15m級、前面非貫通の両運転台・電動車で、当初はパンタグラフが2基装備されていました。
1952年から1953年の頃に、モハ1形の5両は形式がモハ500形となり、モハ1-5(501-505)は車体が17m級のものに載せ替えられました。
このとき、モハ1の旧車体は上田丸子電鉄へ譲渡され、中古台車などと組み合わせて1955年にクハ250形251となりました。さらにクハ251は1963年に電動制御車のモハ4257に改造され、単行、もしくは貨車を連結した混合列車などとして真田傍陽線や別所線などで活躍しました。
モハ4257が、クハ290形の導入に伴って1983年に廃車となりましたが、富士急行の創立60周年記念事業の一環として同社へ返還され、落成当初の外観に復元された上で、河口湖駅に静態保存されています。
鉄道コレクションでは、2006年の富士急行創立80周年記念として事業者限定品として製品化され、ボンネットバスとともにオープンパッケージで販売されました。
なお、パンタグラフは実車がどのような型式のものを実装していたのか分からないので、PS13を取り付けています。
↑ モ1形モ1
↑ 前面の様子
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ パンタグラフの様子
↑ 台車の様子
↑ 反対側の様子