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This blog is a record of my hobby of railroads and model trains.

勾配区間傾斜面の緑地化と列車の試運転(登坂テスト)

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今回の作業では、勾配区間直線部分のうち半分の緑地化を行いました。

その後のレイアウト製作では、まだ線路を固定化していない平坦部分と勾配区間の連なる部分の作業となるため、先に本線エンドレスの線路をレイアウトに貼り付ける作業を行うこととします。

勾配区間の製作はこの緑地化作業で一旦凍結となります。

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今回の作業前の様子です。

手前の石垣と線路の間の傾斜部分が、今回緑地化を行う部分です。

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緑地化を行う部分の周囲を新聞紙やマスキングテープなどで養生しました。

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筆でボンド水溶液を傾斜面に塗布して、びちゃびちゃにしました。

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他の緑地化部分と同様、津川洋行のシーナリーパウダー黄土色・トミックスのカラーパウダーブラウン、KATOのターフ・草色と若草色を順番に指で撒きました。

更にその上から、スポイトでボンド水溶液を散布しました。

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数時間放置、ある程度ボンド水溶液が乾き、カラーパウダーが固着された様子です。

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養生の新聞紙やマスキングテープなどを外した状態です。

掃除機(ダイソンSV10コードレスクリーナー)で線路上やその周辺の固着していないパウダーやバラスト・埃などを吸い取り綺麗にしました。

更にレール上面を綿棒とレールクリーナーで拭きました。

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架線柱を取り付けた状態です。

まだ手を加えるべきところが沢山ありますが、一応ジオラマらしくなってきました。

この部分の工事は一旦ここで凍結です。

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現時点でのレイアウト全体の様子です。

これまでそれなりに製作を続けてきたつもりですが、実はレイアウトの一部(左上部分)しか着手できていません。

この後の製作の進め方としては、駅構内や高架線区間も含めた本線の線路の固定化を行い、その次に勾配区間から平坦部分につながる部分の製作を行う予定です。

写真のとおり、当鉄道の本線はエンドレスを2つ重ねたループ状の配線とされ、一番手前に中間駅(はくつる駅)を設置しています。

構内は今のところ島式ホームと対抗式ホームを有する2面3線としていますが、実はまだあれこれとアイデアがあり、最終決定ができておりません。

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レイアウトボードの右側は、横方向にスタイロフォームを追加しされ150mmほど敷地が拡張しています。

現在は支線を追加していますが、本線エンドレスの長さを延長することも可能です。

エンドレスが延長されれば、駅構内の用地を拡張することができるので線路配置にも余裕ができます。

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一方、レイアウトボードの手前部分も同様にスタイロフォームで100m幅で拡張しています。

電動ポイントを1基追加して、駅構内を2面3線から2面4線にすることも可能です。

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上の配線図は、駅構内を含めた現在の配線図です。

はくつる鉄道の本線は全線単線で、駅構内の両端には電動カーブポイントが配置され、さらに内側の線は構内で更に2又に分岐して、2面3線の構造となっています。

また、図の横方向が150mmの追加された部分(右側)には支線が敷設されていますが、この先は将来的に車両基地と接続する予定で、車両基地からの列車の直通運転を行うことが見込まれています。

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上の図は、今回検討中の変更案です。

駅構内の左側、本線からカーブレールで二つに分岐された外側(手前側)の線路にポイントを追加し、更に手前に側線(8両編成の列車の折り返し用)を1本追加します。

この案では8両編成の列車を駅に停車させるための長さを確保することから本線エンドレスは横方向長くなり、車両基地へ接続するための支線を設置するスペースを確保することができません。

また、駅構内とはいえ本線上に電動ポイントを追加することは、その分列車走行時の脱線などのトラブルを増やす要因ともなり、あまり好ましくありません。

皆さんもご承知のとおり、トミックスの電動ポイントは切り替え時の不具合や故障・通電トラブルは少なくないのです。

もう少し、熟慮した上で結論を出したいと考えています。

ところで、当鉄道では入線できる列車は機関車を含め最大8両編成までとしていますが、実際に8両編成の列車が勾配区間を通過できるのか心配になったので、手持ちの車両の一部で、テストすることにしました。

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まずは、KATOのE217系です。

実車では基本編成11両+付属編成4両の最大15両編成で運用されています。

当鉄道では実車どおりの編成での乗り入れは不可能ですが、ここでは基本セットの8両編成で試運転を行いました。

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結果は良好で、8両編成のE217系は無事に通過でした。

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次に、前回の試運転では登坂できなかったトミックスの415系8両編成を再度試してみました。

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結果前回と同じで、途中で動力車が空転し、坂を上ることができません。

4両編成では問題なく通過できたので、この車両については当面基本の4両編成のみで運用することとなりました。

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次に、機関車をテストします。

牽引する客車は12系5両編成に10系客車2両を連結し、7両編成に組成して行いました。

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写真は上り方面に連結された10系客車です。

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まずは、KATOのDE10による牽引での試運転ですが、この機関車では非力で7両の客車を牽引してこの勾配を通過する能力はなさそうです。

勾配の途中で空転を起こして進めなくなりました。

この機関車は3両編成の旧客牽引の指定機となっていますが、その程度の運用に留めた方が良さそうです。

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続いて、KATOのEF66によるテストですが、こちらは問題なく7両の客車を牽引して勾配区間を通過することができました。

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蒸気機関車の走行テストも実施しました。

KATOのC58ですが、7両編成の客車を牽引し、問題なく勾配区間を通過することができました。

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続いて、マイクロソフトのD51-498号機です。

実車ではC58よりも牽引の実力はあるはずですが、こちらは勾配区間の途中で空転し、7両の客車を牽引して勾配区間を通過することはできませんでした。

D51なので、もう少し頑張って欲しいところですが・・・

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そこで、牽引する客車のうち10系2両を外して、5両編成に減車した上で、再度D51で試運転を実施しました。

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5両編成だと、問題なく勾配区間を通過できました。

この機関車については、当鉄道の運用では牽引できる客車は最大5両までとなりました。

今回はここまでです。