東武日光軌道線用100形は、従来木造2軸電動客車などで運用されてきた同線の近代化と輸送力増強を目的として、1953年に10両が製造されました。
車体は、当時としては一般的な12m級の半鋼製車体で、側面はノーシル・ノーヘッダの滑らかなデザイン、妻面は当時流行の湘南形に近い半流線形の2枚窓となりました。
塗装は、日光の山々を表す若草色を基調として、日光のシンボルの一つである神橋を表す朱色の帯を巻いたものとなりました。
100形は、同時期に同線に導入された連接車の 200形と共に通勤・通学・観光の足として、日光軌道線全線廃線となるまで約15年に渡って活躍しました。
日光軌道線廃止後は、全車岡山電気軌道に譲渡され3000形として運用されました。
鉄道コレクションでは、101号が製品化されました。
↑ 側面全体の様子
↑ 前面の様子
↑ 側面の様子 その1
↑ 側面の様子 その2
↑ 側面の様子 その3
↑ 集電装置の様子
↑ 反対側運転台付近の様子