勾配区間の製作が続きますが、今回は架線柱の仮設置も行ったので、まだ未塗装ながら少しづつジオラマの雰囲気が出てきたような気がします。
写真は、今回の作業終了後、工事区間を走る弘南鉄道6000形2両編成です。
今回の作業前のレイアウトの様子です。
現在製作を進めているのは右奥の勾配区間ですが、全体で見ると前回とあまり変化がないように見えます。
そろそろ工事区間でのレール貼り付け作業なども意識して作業を進める必要があります。
これまで暫定的に旧レイアウトから転用したレールや通電状態のイマイチのレールを敷いていましたが、これらのレールを状態の良い物に交換しました。
S140を使用している部分については、新品レールを購入しこれと交換しました。
完成後のイメージを意識するために、架線柱の仮設置も進めます。
以前購入して使用していなかった単線架線柱が数本ありましたので、それを直線部分に仮設置しました。
架線柱は、200mm 間隔で線路の奥側に設置しました。
架線柱を立てるだけでも実感的な雰囲気が出てきますね。
架線中の固定台のうち柱と反対側(複線架線柱等を設置するときの、他の固定台との字ジョイント部分)は、邪魔になるので切断することにしました。
架線柱の固定台を切断したところです。
仮設置では。固定台をこの状態で使用します。
線路にバラストを撒いた場合、傾斜面側のバラストがどのあたりまで散布されるのか、その目安が必要となります。
とりあえず、厚さ3mmのスチレンボードから、幅15mm、長さ300mm程度の細長い板を数枚作りました。
作ったスチレンボードの細長い板をレールの傾斜面側に仮置きしました。
このスチレンボードの位置が、バラスト散布が行われる範囲の目安となります。
勾配区間の直線部分の傾斜面は 、発泡やスタイロフォームなどを積み重ねてひな壇(階段状)になっていますが、このパーツはまだレイアウトに固定しておりません。
このひな壇の凹んだ部分をティッシュとボンド水溶液で埋めて、角ばっていない「なだらかな急斜面」にすることにしました。
写真では分かりにくいのですが、2枚重ねのディッシュを1枚づつ剥がし、折りたたんで 傾斜面パーツの凹んだ部分に詰めて、上からボンド水溶液を垂らしました。
直線部分の傾斜面パーツは二つありますが、その両方に同じようなことをして凹みを打埋めていきました。
ひな壇状の凹み部分を埋めた状態です。
この状態で一週間程度放置して、ボンド水溶液が完全に乾いた後の状態を確認することにしました。
うまくいったら、曲線部分の傾斜面も同じ方法でつくろうと思います。
レイアウト左端、カーブ区間に設置する工場のベースボードを作りました。
3mm厚のスチレンボードで、240mm×220mmの長方形のパーツを切り出し、対角線に合わせて半分に切って直角三角形にしました。
更に、そのパーツを設置場所のサイズに合わせ写真のように切りました。
角の工場の下に作ったベースボードを仮設置し、その上に工場のストラクチャーを仮置きしました。
工場の敷地は、このレイアウトボードの左側にも更に続いているという設定にして、ここでは工場の入口はつくならないことにしました。
勾配区間曲線部分の傾斜面は、11個のパーツをつなげる形で作っています、それらを
タイトボンドで接合し3つのパーツにまとめました。
写真は4つのパーツを一つにまとめたところです。
直線部分と同じようにひな壇状の傾斜面の凹み部分をディッシュとボンド水溶液で埋める予定です。
凹みを埋めた直線部分の傾斜面の様子です。
ボンド水溶液の乾き待ちということで、今回の作業はここまでです。
ちなみに、本レイアウトでは使用していないときのホコリ対策を写真のようにしています。
地元のスーパービバホームで、簡易養生シートというのが売っていたので、それをレイアウト全体にかけています。
サイズは、4m×5m、厚みは0.07mmの非常に薄いビニールシートで、あまり耐久性はなさそうですが、値段は150円程度(正確な値段は忘れました。)とお手頃でした。
本レイアウトは子供用ベットを転用して使っていますが、ベッド横方向の高い位置に荷作り用のビニール紐を張り、シートをかけたときに中にある程度の空間ができるようにしてありますので、シート掛けで架線柱や工場の煙突などの突起物に接触して破損することはないと思います。