長野電鉄0系は、ラッシュ時の混雑緩和を目的として、1966年に2両編成2本が導入されました。
車体は20m級で、客用扉は1,300mm両開きを片側4扉となり、前面は日本で初めてFRPが採用されました。
塗装は、警戒色の意味も兼ねて赤2号のクリーム4号のツートンのとなりましたが、この塗装はその後在来車にも及んでいきました。
動力関係としては、山の内線での急勾配区間での走行を考慮し、当時としては狭軌最大級であった高出力(135kw)の主電動機を搭載しています。
導入後は長野電鉄全線で幅広く使用され、特にラッシュ時は2本を連結した4両編成で運行されました。
しかしながら、利用客が減少に転じたことからその後の増備は行われませんでした。晩年は長野-湯田中間を中心に運用されていましたが、ワンマン運転対応が難しく、発電ブレーキを装備していないなどの理由から、1997年に3500系に置き換えられ廃車となりました。
鉄道コレクションでは、第18弾でモハ1-クハ51の編成が製品化されています。
↑ モハ1
↑ クハ51
↑ モハ1 前面の様子
↑ モハ1 側面の様子 その1
↑ モハ1 側面の様子 その2
↑ モハ1 側面の様子 その3
↑ クハ51 側面の様子 その1
↑ クハ51 側面の様子 その2
↑ クハ51 側面の様子 その3
↑ パンタグラフ付近の様子
↑ 台車の様子
↑ クハ51 運転台付近の様子